今日も非常に暖かかった。12月の概念が覆されていく。
昨夜は飲み屋でたまたま友人に会い、ワインを一本頼んで3人で飲んだ。
ホブノブというトロピカルな甘い香りの白ワイン。
時間が遅かったので入店してすぐにラストオーダー。
夜ご飯を食べていなかったこともあり、空きっ腹への白ワインは陽気になるのに容易だった。
サンタクロースは存在するのかという話になり、存在するで合意した。
朝6時。ベッドの上で布団もかけずに服のままの状態で目が覚めた。
気温もあってか寒気のひとつも起きず、歯を磨き顔を洗い、
今度はちゃんと布団に潜ってもう一眠りすることに。
二度寝の心地よさは神様からのプレゼントだろう。
仕事上、平日はほとんど椅子に座っているので万年運動不足の私。
土日くらいはアクティブに。がスローガンである。
日中の気温は20度。半袖でじゅうぶん戦える。
隣駅まで歩き、味噌ラーメン屋に入った。
おそらく今年初めてラーメン屋でライスも頼んだ。
味噌ラーメンと小ライス。悪魔のような美味さで体が震えた。
この12月の半ばにTシャツ一枚で出歩いて外気で震えずラーメンで震えるとは。
お店を出るとまた家までウォーキング。
高台から線路越しに美しい紅葉が見える。ウォーキングレッド。
写真を何枚か撮ったので、それをこれから絵に描き起こして今日は寝ることにする。
おやすみ日本
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夏の終わりにヘッドフォンを買ったのだが、
それ以来ヘッドフォン中毒になってしまった。
仕事中はもとより外出の時も大体ヘッドフォンをつけている。
別に音楽を聴いていようがいまいが関係なく、私の頭に終始抱きついている。
軽めのヘッドフォンなのでたまにつけているのを忘れることもある。
メガネをしながらメガネを探すような事態がヘッドフォンでも起こるのだ。
オープンなんちゃらという仕様なので音量を上げれば普通に音漏れがする。
そもそも外で使うようには作られていないのだろう。
なので電車の中では音を小さくしぼるのだが、やかましい時間帯にはもはや気のせいくらいにしか聴こえない。
ではなぜ外にまでしていくのかというと、冬には耳当てのような役割も果たしてくれて暖かいのだ。
先日暖冬だなんて書いたばかりだが、それでも冬に変わりはないわけで。この音のする耳当ては重宝するわけだ。
夜眠る時にもヘッドフォンをつけている。
私にとってのヘッドフォンはもはやイギリス人のナイトキャップ的な位置付けにある。
ここまでヘッドフォンヘッドフォンと書いてきたが、本当にヘッドフォンはヘッドフォンなんだろうか。
ヘッドホンのような気がしてきた。調べてからベッドインすることにする。
おやすみ日本
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12月にしてはおそろしく暖かい。
おかげで部屋では暖房もつけず、外に行く時も秋用の薄手のロングコートで間に合っている。
なんならコートすらいらないのだが、とりあえず冬だしまあ羽織っておこう、くらいの感覚だ。
靴は昨年の夏に買ったビルケンのサンダルを、それから季節を問わずほぼ毎日履いている。
だが最近左のサンダルにだけ少し異変が起きている。
小さい子供の靴で歩く度にプニャッ、プニャッと音のする可愛らしいものがあるが、
あれとまったく同じ音がするのだ。裏を見ても特段変わりはないのだが、歩くとプニャッと音がする。
38歳の男が履くものから出る音にしては可愛いよりか怖いが勝るだろう。
先日夜中に仕事を終えると、どうしても一杯外で飲みたくなった。
午前12時を過ぎていたが私の行きつけは2時まで開いている。あそこに行こう。
コートを羽織って自宅を出ると、暗い夜道をプニャプニャと音を立てて歩き出した。
夜空にはオリオン座が輝いており、そういえば駅前の沖縄料理屋もまだやっているかもしれない、
なんて思いながらも最初に決めた行きつけへと向かった。
扉を開けると先客が2人。
彼らはスーツを着ているからサラリーマンだとすぐにわかる。
私は彼らから見たらどのように映るのだろう。
黒いロングコート。金髪と黒髪と白髪の混じった長髪。髭。妙に大きなヘッドフォン。プニャッと音のする靴。
とにかくマスター、ビールを一杯。
午前一時を回った頃、背後の扉が開いた。
ほら、いたじゃん!私の背中に声がかかる。
友人達だった。噂をしていたらしい。
午前2時を回りお店を出た。サンダルも眠いのか音を立てない。
途中のコンビニでエンジニアの友人がみんなに缶ビールを奢ってくれた。
夜はこれからである。
何を話したかほとんど覚えていないけれど
さすがに寒かったことは覚えている。
最後は私がみんなにほうじ茶を買って、
それぞれの家へと帰っていった。
空はもうぼんやりと明るかった。
おやすみ日本
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気持ちを揺るがすものであって
かつ気持ちを穏やかにするものであって
少し先の角を曲がればあるものであって
いざ曲がればもう去っているものであって
隆起した性器のように瞬時のものであって
大木のように永遠なものでもあって
どうしたんです?
私が尋ねると
いいえ、ただただここで揺れているだけです
彼はそう言いました
彼女だったのかもしれません
その彼だか彼女だか見当のつかぬものが言うのです
行ったり来たりするなだらかな曲線を描くものに乗って
私は秋が近いと思った時に
石を投げればその秋、というものに当たるのではないかと思ったのです
それくらい近くにいるものだと
しかし
私は手を伸ばせば秋に触れる、という感性よりも
半ば暴力的な感性を持っているのではないかという一抹の不安を感じ
それを振り子の慣性でもって振り落とそうとしているのだと
でも秋には実体がないのです
私が石を投げようが
手を伸ばそうが
それには当たる、触れることができないから
私は自分がどういう性質のものなのか
わからない、と
いい返答が思いつきませんでした
見当もつきませんでした
それで私は
私たちは
静かに冬を待つことにしました
冬が訪れた時、または冬が近づいた時に
あなたがわかるかもしれない
秋に対して起こしたことを
あなたが覆すようであれば
あなたが秋だったのだと気がつけるかもしれない
うつり気で
自分勝手で
白々しい
彼、あるいは彼女は泣き出しました
私はいずれにせよ馬鹿馬鹿しいと
そこに物知り顔のちんけなサルがやってきて
こんこんと泣くその人に言うのです
君は秋ではなく雨季であると
彼、あるいは彼女はムキになって
そのちんけなサルを追いかけましたが
少し先の角を曲がったところで
まあすっかりと見失いました
おやすみ日本
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昨日家の近くのベーグル屋に行ってきた。
近くとはいえこの暑さである。
私が仮にソフトクリームだったら
ベーグル屋に着く頃にはコーンだけになってしまう。
歩くよりかはマシなので自転車に跨る。
違和感がある。
前輪がパンクしている。
さて困った。行く気が失せるじゃないか。
ベーグル屋が西なら自転車屋は東にあるんだ。
これは啓示なのか。汝ベーグルを食べるべからず。
とにかくまずは自転車を押して東へ向かう。
蝉の声が通りに降りそそぐ。
この異常な暑さを蝉はどう思っているんだろう。
ニュースでは人間にばかりインタビューをしている。
たまには蝉やらカブトムシに聞いてみてほしい。
なかには流暢に話すのもいるだろう。
ははぁ。これは横が切れちゃってますね。
結局タイヤをまるごと交換することになった。
5年振りのニュータイヤ。
5千円払って今度は西へ。
ハム玉
照り焼きチキン
白身魚のハニーマスタード
ジンジャエール
10分かかるので、と店内へと案内される。
雑誌がいっぱい。
ポパイを手に取る。
車特集。ゴルフ2が載っている。
格好いいんだ。
買うなら多分この車。
ベーグルはとても腹持ちがよかった。
もっちもちだし腹持ちよし。
そうして夜も更けてからスーパーへ。
蝉ももう寝ぼけたやつが数匹鳴いているだけ。
今日もお疲れ様でした。
台湾ビールを2缶。
ポテトサラダ。
チョレギサラダ。
マグロのぶつ切り。
オクラ。
スマホが鳴る。
誰だ?
ベーグル屋を教えてくれた人だった。
おやすみ日本
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今日は何時に起きたか覚えていない。
ゆでたまご2つとアイスコーヒーを飲む。
昼はスーパーでビンチョウマグロのぶつ切りと浅漬けともずく酢とネギ購入。
ビントロ丼を作るのだ。
ちなみにビントロのビンはビンナガのビンでもある。
つまりビンチョウマグロとビンナガマグロは同じマグロである。
ビンビンうるせぇな。
昨日買った鉄火丼のタレとワサビを混ぜてをビンマグにかける。
オクラもどばっとかける。少しツンとしてうまい。ツンデレ丼。
たまに浅漬けのキュウリを口に放り込む。
むにゃむにゃした食感のビントロ丼にパリッとした食感が入ってうまい。
夜はまだ食べていない。
なに食べよう。
おやすみ日本
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7時45分起床。
水を飲む。ゆで卵ふたつ。
午前中は月刊誌の特集のラフと連載のラフを作成、クライアントに送る。
メールをいくつか確認、返信して昼になる。
昼はスーパーでまぐろのぶつ切りと鉄火丼のタレを買ってきた。
タレをブツにかけて5分待つ。オクラも解凍してごはんに乗せた。
昨日の昼に作ったすた丼(厳密にはすた丼にならなかった)より美味しかった。
午後はビジネス書のカット作成。ひたすら進める。
20時くらいに夜ご飯。
ちゃんこ鍋。だしをホットプレートに入れてキャベツ、豚バラ、豆腐、ネギ。
どこがちゃんこ鍋なんだ。
ここ1ヶ月くらいでだいぶ食生活が変わった。
例の七夕腸炎殺人事件がきっかけでなんとなく自炊中心にしたからだ。
加えてエビオス、ビオスリー、ビオフェルミンを食後3回、1日で45錠飲んでいる。
少しは腸内環境が良くなってきているだろうか。
腸内に悪玉菌が多いとハンバーガーやらラーメンやら脂っこいものが食べたくなるらしい。
逆に善玉菌が多いと納豆やら魚やら体が喜ぶものが食べたくなるらしい。
食べたいものは腸が決めていると言っても過言ではないそうだ。
たしかに週一回、多い時は三回くらいラーメン屋に行っていたのに
今月はまだ一回も食べていない。これも腸が欲していないということなんだろうか。
イーロンマスクのせいで仕様が変わったTwitterのようだ。
私は数年前に一度カンピロバクターにやられている。
私と同じものを食べた友人はなんともなかった。
もし今後腸が鳥刺しを欲したら、私は腸を信じていいのだろうか。
おやすみ日本
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今日は朝7時起床。
顔を洗う。歯を磨く。
レンジの上にあるカゴの中からバナナの房を取り出す。
一本ちぎる。皮を剥く。
私の友人でバナナが嫌いなのがいる。
「だって生ぬるいじゃないですか」
わかるような。わからないような。
午前中も午後もひたすらカット作成。
すたこら右手を動かす。
大体一つのデータで20ページ分くらいのカット。
大ラフを描き終えたら順不同にペンを入れていく。
車のタイヤだけ描いて隣の人間の腕だけ描いたり。
ずいぶん下のハサミだけ描いたり。あっちこっちから描き進める。
先週の土曜日に久しぶりにすた丼を食べた。
違法レベルでうまい。
今日も昼に無性に食べたくなったんだけれど、
なんとなく自分で作ってみようと思いスーパーで豚バラとネギとタレを買ってきた。
冷蔵庫にキャベツが余っていたからそれも使った。
結果、全然違うものが出来上がった。
もちろんキャベツのせいではない。
ジミーペイジは全ての弦が切れても私よりギターがうまい。
そういうレベルの話だ。
おやすみ日本
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昨夜ジブリの新作を友人と見てきた。
立川のシネマシティ。最終20時45分の回。
客の入りは6割くらい。
ジンジャエール片手に約2時間。
だいぶトリッキーな映画だった。
ジブリのフロントマン、
宮崎駿が描き鳴らすオルタナティブロック。
23時。立川の飲み屋に入る。
26時。タクシーで国分寺のスナックへ。
29時半。解散。
30時。友人からライン。
君たちはどう生きるかは
私たちの睡魔を殺したようだ。
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梅雨が明けました。
相変わらず筋トレが続いている。
ゆでたまご。玄米。納豆。りんごを食べる。
トマトジュース。麦茶。午後の紅茶。アイスコーヒー。水を飲む。
午後は雑誌の特集のラフ作成。
色塗りは明日に回す。
次いで連載のラフ作成。
17時半。友人からのラインを返す。
君たちはどう生きるかをこれから見てくる。
少し眠い。
仮眠を取ろうかしら。
いやだめだ、おそらく寝過ごしてしまう。
銭湯に行ってこよう。
風呂上がりに涼しい映画館。
これもあぶねえなぁ。
ええいままよ。
おやすみ日本
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昼にスーパーでにぼしを買った。
小腹が空いたら口に放り込む。
七夕腸炎事件以来、からだに良さそうなものに依存しつつある。
ただ、からだに良さそうなものがからだにいいとは限らない。
本当に体にいい食物は5種類しかないと何かで読んだことがある。
魚。茶色い炭水化物。大豆。オリーブオイル。ナッツ。
たしかこの5種類。
じゃあ煮干しは体にいいじゃねえか。
でも煮干しにはプリン体がとても多く含まれており、
食べすぎると痛風になるらしい。
食べすぎはなんでも良くない。
他にも色々調べ出すと色々な情報が見つかる。
ただ調べすぎも良くないような気もする。
おやすみ日本
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今日は少し涼しかった。
太陽が雲に隠れるだけでこんなにも違うものか。
とはいえエアコンをつけないとすぐに壁の向こうから熱気がやってくる。
つまり今日は涼しかったわけではない。
昨日よりも暑くなかっただけである。
関東は今週末におそらく梅雨が明けるそうだ。
これから更に暑くなるのだろう。
とはいえ都心でももう38度なんて気温を記録しているわけで。
夏のピークとしてはこれでもう十二分。
事実上の決勝はもう行われたのである。
かといってこれから急激に気温が下がったら下がったで
夏らしくないとか我々はきっと言い出す。
でもこの言葉がメディアで叩かれることはないだろう。
夏の正体を知りもしないから言えることでもある。
男らしくない。
女らしくない。
こんな言葉が消えつつある今
夏らしくないが消えることはない。
おやすみ日本
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ちょこちょこ本を読むのだが、
ちょこちょこ難しい言葉が出てくる。
その時その時調べるのだが、
本を閉じてすぐ、いや、ページを捲るともう私の頭の中から出ていく言葉がある。
形而上学。これだ。
これがとにかく出てきてとにかく出ていく。
邦画でいうところの光石研くらい出てくる。
そしてすぐに去っていく。
形而上学。それは感覚を超越したものを探求する学問。
神様とかが対象。
ネットで数分調べるとこんな感じ。
こうやって書き起こすとだいぶシンプルでわかりやすい。
だがこの言葉が私の頭の中に三日と留まったことはない。
ただこうして書き記すのは初めてのことなので、
今日から何か変わるかもしれない。
脳に一体いくつ部屋があるのかは知らないけれど
そのどこかのとても小さな部屋にようやく住み着く気配がある。
おやすみ日本
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引き続きとても暑い。夜も暑い。
これでもたしかまだ梅雨は明けていないはず。
梅雨は何をしているんだ。ゼルダの新作でもやっているんだろうか。
飲み屋で意気投合した相手がついうっかり自分が梅雨だということを白状したら
私は君を責めるだろうか?
やはりしっとりとした見た目なんだろうか。
どうなんだ梅雨。もう蝉が鳴いているぞ。
今日は昼に焼きそばを作り、夜も焼きそばを作った。
三袋入りだからまだ一つ残っている。
明日の昼もおそらく焼きそばを作るだろう。
梅雨明けまで焼きそばを食べ続けてみようかしら。
思いのほか梅雨明けが先に伸びたら
私は焼きそばを食べすぎて嫌いになる可能性もある。
そうして私と焼きそばが飲み屋で別れ話をしている最中に梅雨が入ってくる。
でも君は私たちの別れの理由なんて露知らず、美味そうに酒を飲むだけだ。
おやすみ日本
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今日も変わらず蒸し風呂のような暑さ。
日中は家でドローイング。
カレルの本を50ページほど読んだ。
夜は駅前のカウンター7席しかないイタリアンに行った。
エル字のカウンター。
私の席から午前10時の方向に座った紳士がそれはそれは飲む男で。
白ワインを4本と、なもなきワインを1本飲んだ。
私はこの店を先週の木曜日の午後17時に見つけたのだが、
ママにこのお店はいつからあるのか尋ねると2年前にはあったという。
突如私の人生に現れた飲み屋である。
この辺のうまい店の話になる。
私がどこそこの焼き鳥屋はおそらくここいらで群を抜いているというと
ママはたしかにあそこは美味いと頷いた。
一拍おいて、私は出禁だからもうあそこには行けないのよ、と言った。
おやすみ日本
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